最近はもうすっかり定番になった半セルフ式のうどん屋さん、私は1人で仕事中に外でお昼を食べる時に良く利用します。生醤油うどんとかま玉うどんが大好きなんです!

thYA43E0S2この手のうどん屋さんはお昼時は混雑していることが多く、店員さんはスピード重視で機械的に作業をこなしていき、お客様とも最小限の決まった言葉を交わす程度です。そういった接客に、特に不満を感じるわけでもなかったのですが、、、

先日利用したうどん屋さんはいい意味で全く違っていました。何が違うかというと、スピードは重視しているのですが愛想もとてもいいのです。笑顔はもちろんですが、印象的だったのは、1人1人のお客様に違った声掛けをしていること。良く来られる方には「今日は何になさいますか?」「いつもありがとうございます」「こんにちは、今日は寒いですね」、そうでない方にも「何になさいますか?」「お決まりですか?」。1人1人、顔を見て、様子を見て、かける言葉を選んでいるのです。もちろんお客様の顔を見て話しかけ、そして返事があるまでは視線を手元に戻さず、ずっと笑顔でお客様の顔を見ていました。
1人1人とのやり取りはほんの数秒ですが、その数秒が「注文を聞く作業」ではなく、ちゃんと「接客」になっているんですね。たった数秒でも目のお客さま1人ずつと向き合い心を通わせようとしている、だからとても心地良く感じられます。そういった対応のせいかお客様もリピーターが多いようで、お客様側からお店の人にちょっとした声をかける様子も見受けられました。

最近ではこういったセルフ式のお店や他のファストフード店に限らず、ホールスタッフがいるレストランなどでも「接客」ではなく「注文取り作業」しかしていないお店もたくさんあります。「作業」ではなく本当の「接客」のできるスタッフが増えると、お店はとても心地のいい場所になることでしょう。