最近、あるフェイシャルサロンに行く機会がありました。

 お肌の状態を調べて簡単な顔のお手入れをしてくれるのですが、
お店はとても高級感があり衛生的で、
スタッフの女性はみな笑顔でいい雰囲気です。

 担当のスタッフが1人ついてくれて
丁寧な対応をしてくれていたのですが、、、
鏡越しに見てしまったのです。

 そのスタッフが後方に何かを取りに行った際に、
そこに立っていた新人らしき女性を「邪魔だ」とばかりに
ドンと突き飛ばし、その後冷たい表情で
「あっちの作業をしなさい」的にアゴで指示を出していたのを。。。

 一瞬「え?」と自分の目を疑いました。

 そして、その先輩女性は、戻ってくるとまた笑顔に戻り、
最後までとても丁寧に私の対応をしてくれたのですが、、、
なんだかその後はずっとミョーな違和感を感じたままでした。

 見たくなかった事実を見てしまった、
みなさんもそんな経験ありませんか?

 立場を変えて、こちらが見られている側の時はどうでしょう。

 特に営業マンや販売員、サービススタッフの方は、
フと気が緩んだ拍子に、お客様から何を見られているかわかりません。

 営業の場面で特に多いのは、帰り際
「ありがとうございました」と挨拶をした後、
玄関を出てからもう一度振り返ってお辞儀をしていますか?

 その後、門まで歩いて行って更に振り返ってお辞儀をしていますか?

 私はたくさんの営業マンの方に同行する機会がありますが、
これがちゃんとできている人は半分以下です。

 「私のお客様は玄関までは見送ってくれるけどその後は見ていないよ」、、、
いいえそんなことはありません。

 10社に1社くらいは、最後まで、車に乗って見えなくなるまで見送ってくれているのです。

 車に乗り込んでダルそうにネクタイを緩めたあなたの姿を見ているかもしれないのです。

 またはそこまで見送っていなくても、振り返った瞬間にたまたま目に入ることもあるでしょう。

 そうすると、いかに商談中にさわやかで礼儀正しくしていても、
印象は一気にガタ落ちです。
 というより、普段印象が良い人ほど、そのギャップの大きさは
お客様にとっては衝撃的でしょう。

 特に、新人さんよりも、慣れてきた中堅以上の方ほど陥りやすい落とし穴です。

 フェイシャルサロンにリラックスしに行ったはずですが、
お客様視線の怖さと大切さが身に沁みた時間でした。